高齢者が化粧する効果とは?認知症の義母は鏡を見てにっこり!

高齢者に化粧を施して元気になってもらおうという取り組みがあるそうです。

福祉施設などで高齢者が化粧をしてもらう、あるいは自分で化粧することによって、他人に会いたいという積極性が出たり、認知症の人に笑顔が戻ったりするという研究報告もあります。

 

私の義母も、デイサービスに化粧をしていくようになりました。口紅と頬紅だけですが、それによって顔が明るくなり、少しだけ若くなります。

 

このページでは、高齢者が化粧をすることの効果について考えてみたいと思います。

まず、高齢者の化粧に関する活動と研究についてご紹介します。また、義母が化粧によってどのように変化したかということについてもお伝えします。

 

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高齢者が化粧するとどんな効果があるの?

[化粧すると笑顔が増える]

若いころはきれいに化粧していた人でも、高齢になると、外出の機会が減り、自分の身なりにもあまり関心がなくなってきて、化粧することがなくなっていきます。

でも、化粧すると、気持ちが明るくなるのは、いつになっても変わりません。

 

高齢者が化粧することによってどのように変化したかという研究は、新しいものではありません。1994年に発表された研究では、66~93歳の高齢者に数か月、化粧療法を実施したら、9割近い人に「笑顔が増える」「顔つきが明るくなる」という変化が見られたそうです。

 

最近では、ボランティアで介護施設で高齢者に化粧を施すという活動も増えてきました。フェイシャルセラピストであり、リハビリメイクの提唱者であるかづきれいこさんは、その代表的存在です。

認知症の女性が、鏡を見る時間が増えて自分への関心が高まったり、徘徊が見られた女性が落ち着きを取り戻したなどの研究報告もあります。

 

認知症だから、もう化粧は必要ないなどどいうことはないのです。認知症だからこそ、化粧をする意味があるのではないかと思います。

 

[筋力の維持も期待できる]

化粧品のふたを開閉したり、口紅を塗ったり眉を描いたりする動作は手や腕の筋肉を使うため、高齢者の筋力の維持につながるとのこと。

化粧品メーカーが行った調査によると、高齢者に化粧水と乳液を塗るのを3カ月続けてもらったら、握力が少し強くなって、食事やトイレ移動の介助が減ったそうです。

へえ~と思いますよね。

 

確かに、化粧するときは、指先も腕も使います。普段使わない筋肉を使うので、筋力アップには効果がありそうです。ただ体操をするよりいいかもしれませんね。

 

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高齢者の化粧では、負担が増えないようにする

高齢者に「化粧療法」などというと、何か特別なことをしなければいけないのだと思いがちですよね。でも、化粧してくれる専門家が来てくれる確率は、きわめて低いのです。

私たちはもちろん専門家ではないけれど、自分が化粧したことがある人なら、要介護の家族に化粧してあげることはできます。

毎日の介護が大変なので、あくまでも負担が増えないように、できる範囲でやるというのがいいのです。

 

[デイサービスの日に化粧する]

私が義母にやってあげている化粧は、かなり手抜きです。

顔を洗ったあと、オールインワンのクリームを塗ります。そして、口紅を塗り、そのあと、頬紅を塗ります。

これだけです。

どんなにゆっくりやっても、3分もかかりません。

 

これを、デイサービスに出かける前にやります。トイレ介助、着替え、歯磨き、連絡帳への記入など、やることがたくさんあるので、化粧に時間はかけられません。

 

義母は、化粧してもらう間、鏡を見ています。

「口紅、塗りますよ~。口を少し開いてね」「きれいな色だね~」「次は、頬紅を塗りますよ」「きれいに塗れたよ~。顔色が明るくなったね」「すごくきれいになったよ。5歳若返ったね」

義母をその気にさせるように声をかけながら、口紅と頬紅をつけていきます。すると、義母はにんまりします。

 

迎えに来てくれたデイサービスの職員も、「今日もきれいにメイクしてますね」と言ってくれます。そしてますます喜ぶ義母。

口紅も頬紅も、デイサービスで入浴したら、それで終わりです。でも、それでいいんです。

 

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認知症でも、きれいになるのはうれしい

義母は若いころ、化粧はほとんどしなかったそうです。義父が化粧を嫌ったからだそうですが、義母自身も顔に何かを塗るのはあまり好きではなかったようです。

 

化粧する習慣がなかった義母なので、化粧品もほとんど持っていませんでした。そこで、化粧を教えたのは、私です。

まだ認知症ではなかったことの義母と一緒に買い物に行き、化粧品のコーナーでいくつかのメイク用品を選びました。

 

義母が化粧に目覚めたのは遅かったけれど、化粧する楽しさを知るようになって、本当によかったと思います。

 

鏡の中の自分が少しでもきれいになっていたら満足だし、誰かに「きれいだね」とか「若々しいね」と言われて、うれしくない人はいません。

認知症で要介護2の義母は、多分、自分から「化粧してほしい」と言うことはないでしょう。化粧しても、何分か後には、そのことを忘れてしまうでしょう。それでもいいと思っています。

 

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まとめ

高齢者の化粧についてはいろいろな研究報告があり、その効果が確認されています。

 

気持ちが明るくなったり、外に出る意欲がわいたりすること以外にも、手や腕の筋肉を使うので、筋力の維持に役立つそうです。

また、認知症の人が自分に感心を持つようになったり、徘徊が減ったなどという報告もあります。

化粧を嫌がる人もいるので無理強いはできませんが、多くの高齢者は、化粧することによって表情が明るくなるようです。

 

義母は、昔は化粧する習慣がなかったのですが、今では私のメイク(口紅と頬紅だけですが)を受け入れ、楽しんでいます。デイサービスに出かける日はメイクをしますが、したくが忙しいので、メイクにかける時間は3分以内です。

 

あくまでも介護する人の負担にならないように、できる範囲でやるというのがいいと思います。

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