義母の介護をしたくない!でも結局やることになった時の心構えとは?

義母の介護をしたくない。ほとんどの人が、こう思っているのではないですか?

私もその一人です。「この人は、どれだけ私の時間を奪うのか・・・」と何度思ったことでしょう。そして、義母に奪われる時間はどんどん増え続けています。

 

要介護2の義母は、認知症で、歩行が困難で、着替えも排泄も食事も、一人ではできません。近距離介護をしている私は、一日に何度も義母の家と自宅を往復します。

 

このページでは、義母の介護を避けたかった私が、結局介護するようになった経緯をまとめています。

 

多分、まだまだ続く義母の介護。今ではそれを受け入れています。

 

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義母の介護はしたくなかったが、結局することになった

義母の介護はしたくないと思っていた

私はもともと義母との関係はうまくいっていて、義母のことが好きだったのです。今でも、義母のことが嫌いなわけではありません。むしろ大切な人だと思っています。

でも、介護というのは、とにかく大変なのです。できることなら、義母の介護はしたくないと思っていました。それが正直な気持ちです。

かつて私は義父の介護をしたくなくて、避けたいと思っていたけれど、結局、義母と一緒に、要介護5になった義父を介護しました。

その時のことは、こちらに書いています。

義父の介護を拒否したい!でも避けられなくなった時どうする? 
義父の介護をしたくないという人は多いですよね。かつての私もそうでした。でも、できないだろうな、きっと無理だななんて思っていたら、その日は急にやってきました。義父の介護がつらいという人は、どのように考えて乗り切ったらいいのでしょうか。

義父を看取ったとき、「義母には元気でいてほしい」と心から思ったのです。

 

義母の介護はしない。そのために手助けをする。そう決めました。

 

将来大変な思いをしたくない

まず、ほとんど歩くということをしていなかった義母と一緒に、近所を歩きました。そうしたら義母は、1人でも散歩するようになりました。

義母は放っておくと、お昼はたとえば「ごま塩をかけたごはん」だけというように、いい加減な食事になっていました。だから私は義母のためにご飯を作り、一緒に食べることもしました。時々こちらの家に来てもらうことも。

 

病院に付き添い、リハビリに付き添い、義母に合ったデイサービスを探し、脳トレによいものを探し・・・。

 

今頑張っておけば、義母は認知症にならないし、ずっと元気でいられる・・私はそんな風に思っていたんです。

 

夫は私によく感謝の言葉をかけてくれたし、近所の人は「本当にいいお嫁さんね」と言ってくれました。

でも、私の心の奥にあるのは、「将来大変な思いをしたくない」という思いでした。

 

結局、義母の介護をすることに

寝たきりの義父を介護している時、義母はこう言っていたんです。「私はお父さんみたいにはならない。絶対に認知症にはなりたくない」と。だから、義父が亡くなった後、義母なりに頑張ろうとしていたのだと思います。

でも、夫や私に頼ることが多くなり、「自分でものを考えて決める」ということをだんだんしなくなっていったのです。

 

もしかして、私が義母のことをいろいろやりすぎたから? もしかして、義母が一人でできることを、私が奪っていた?

このような思いにとらわれました。でも、元に戻すことは、もうできないのです。

 

義母は、私が夫と結婚したころから、いろんな持病を患っていました。心臓の病気(狭心症)、高血圧の薬を飲んでいるほか、腰痛や膝痛もあり、歩行が困難でした。

 

義父が亡くなってからすぐに「脊柱管狭窄症」の手術をしました。大変だったのは、そのリハビリです。しばらくして「変形性膝関節症」のため、右膝に人工関節を入れる手術をしました。このリハビリにも時間がかかりました。

 

その何年か後には脳梗塞です。幸い目立った後遺症はなかったのですが、これをきっかけに、義母の認知症が進みました。

高齢者の脳梗塞を見逃さないで!早期に受診した義母のケースについて
高齢者の脳梗塞は本人でさえ気づかないことが多いので、家族が小さな異変に気づいたらすぐに受診することが大事です。すぐに相談できるかかりつけの病院の医師がいると心強いですね。高齢者が脳梗塞を発症したら、家族は冷静に、かつ迅速に行動することが大事です。

 

義母が入院するたびに私はパートを休んだり、辞めたりしました。仕事をしたいと思っても、集中して仕事ができる状況ではありませんでした。

 

結局、私は義母の介護にどっぷりはまっていくことになってしまったのです。

 

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義母の介護は無理をしない!あなただけに負担がかからないようにしよう!

施設に入所するという選択肢もある

義母の介護をしたくないという人の多くは、義母との関係があまりよくない人ですよね。

義母にひどいことをされたり言われたりして傷ついたり、自分勝手な行動を取られたり、嫁だから介護するのが当たり前だという態度だったり・・・。

どう考えても、介護するのは嫌だと思うケースがたくさんあります。

同居が無理だったり、介護はできないという判断になり、施設に入所することになるかもしれませんね。

 

施設に入るにしても、在宅で介護するにしても、お金の問題ははっきりさせておいたほうがいいですね。義母の財産、年金など、嫁の立場では聞きにくいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

自分一人で抱え込まないこと

義母は、夫の母である。だから、夫が介護に参加するのは当たり前である。このことを常に確認してほしいです。私は、最初のうちに「自分がやる」と言ってしまって、後悔しました。

まずは夫に現状を理解してもらうべく、よく話し合うことが必要だと思います。また、夫の兄弟たちがいるなら、その人たちとの意思の疎通も大事ですよね。

だれが、どれだけ介護を負担するのか。意外とこの部分があいまいで、後で「どうして私だけがこんなに大変な思いをしなければならないの?」ということになるのです。

 

夫には可能な限り介護に携わってもらい、愚痴も聞いてもらいましょう。

 

あなたがストレスをためたり、倒れたりしてしまわないように、早めにSOSを出したほうがいいと思います。はっきり伝えないと、相手には伝わらないものなので。

 

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私が義母の介護を続けていられる理由とは

私が義母の介護を続けられているのは、義母が私に感謝の気持ちを伝えてくれるからというのが大きいと思っています。

そのほかに考えられることを挙げてみます。

  • 義母は私に介護されるのを嫌がらない
  • 義母は私を信用してくれている
  • 義母は子供のように無邪気な笑顔を見せてくれる

あと、義兄も頑張ってくれていたり、夫も協力してくれたりするので、私は以前ほど一人で抱え込まなくなりました。

 

義母はさらに認知症が進み、できることが減ってくるかもしれませんが、いつまでも笑顔を見せてくれるように、私もモチベーションを上げて頑張っていこうと思います。

 

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 まとめ

義母の介護はしたくないというのが、多くの人の思いですよね。

義母との関係に加えて、夫や兄弟との関係も影響している場合もあります。

介護を一人でやるのではなく、夫や兄弟ともよく話をすることが大事だと思います。決してあなただけで抱え込むことがないように。

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