高齢者の読書はどこまで可能?活字を読めない人のためにできることとは?

高齢者が読書を続けることは可能でしょうか。

いつまでも生き生きと元気で暮らすためには、好きなことを続けるのが大事だと思いますが、年齢とともに視力が衰えてくる高齢者にとって、本を読むという行為は、だんだん難しくなってきます。

読書が好きな高齢者には、いつまでも本が読める環境を提供してあげたいですよね。

 

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高齢者はだんだん本を読まなくなる?

高齢になると、小さい文字が見えにくくなり、新聞や本を読むのが難しくなってきます。また、意欲的に何かを読もうという気力や、長い文章を読む集中力もなくなってきます。

若いころはよく読書していた人も、年齢と共に本を読むのがおっくうになって、読むのをやめてしまったというのは、よくあることです。

でも、年齢を重ねても、まだ何かを読みたいという意欲がある人には、読書を続けてほしいと思います。

読書によって楽しい時間を持つことができ、脳も刺激されます。

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 大活字本などを利用すれば、高齢者でも読書が可能になる!

まず、文字が小さくて読みにくいという人には、大きな活字の「大活字本」というものがあります。大活字本というのは、低視力者や高齢者などにも読みやすいように、文字の大きさや行間などを調節し、大きな活字で組み直した本です。

ほとんどの図書館には大活字本が置いてあると思います。どこにあるかわからない場合は、カウンターで尋ねてみてください。

購入することも可能ですが、1冊3,000円前後もするので、手軽に購入しづらいというのが難点です。

 

1冊の本を読むのは大変だという人には、短編や雑誌、新聞のコラムなど、その人の興味のあるジャンルのものを選んであげたらいいかもしれません。

 

日本読書療法学会の寺田真理子会長はによれば、うつ病や高齢者など、活字を追うことに対して敷居が高い人の場合、写真やイラスト集、大きめの活字のエッセイや絵本のように文字数の少ないものなどを選ぶとよいそうです。また、朗読されたCDなどでもよいとのこと。

 

文字を追う負担がなくなれば、もっと気楽に活字を読むことができそうですね。

 

私が以前、デイサービスに勤務していた時、図書館で借りてきた、昭和の女優の写真集や日本の古い住居のイラストなどを利用者さんたちに見てもらったところ、じっと見入っていました。

かつて好きだった女優さんだったり、子供のころの家族のだんらんを思い出したりして、いろんな話をしてくれる人もいたのです。

これも読書の1つだと考えていいのですね。

 

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読書を楽しんでいた頃の義母の本の読み方とは?

幼いころから読書が好きで、夜、布団に入ってからも、懐中電灯で本を読むくらいだったという義母。

80歳を過ぎても、読書したいという意欲は衰えず・・新聞でも、何かのパンフレットでも、自分の興味のあるところを読んでいました。

 

かつては義母と一緒に図書館に行っていましたし、義母が一人でバスに乗って図書館に行っていたことも。その後、私がせっせと図書館で本を借りてきていました。

視力が落ちて本が読みづらくなってからも、なんとかして本を読んでもらおうと、スタンド式のルーペを購入しましたが、使いづらいということで、押入れにしまったままです。

 

図書館で大活字本を見つけた時は、本当にうれしく思いました。義母の好きな池波正太郎さんの本があったのも、ラッキーです。

池波さんの「鬼平犯科帳」シリーズや「剣客商売」シリーズは、多分3回以上読んでいると思います。その他、現代の小説もよく読みました。

 

ただ、文字が大きいということは、通常だと1冊の本が3冊にもなるわけで、持ち運びが大変です。夫に車で図書館に行ってもらうこともたびたびでした。

 

あんなに読書を楽しみにしていた義母も、2年くらい前から、本を読まなくなってしまいました。借りてきた本を読まずに返すことが多くなり、私は義母の本を借りるのをやめたのです。

 

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認知症になってからの義母の読書とは?

少しずつ認知症の症状が出てからも本を読んでいましたが、今は5分前のことも忘れてしまうくらいです。理解力が落ち、集中して読むことができず、また、すぐに眠くなります。

絵本なら読めるかもしれないと思いましたが、絵本の文字って、意外と小さいんですよね。でも、私が読んであげると、絵を見ながら、聞いています。

 

最近は、私が童話をノートに書き写して、読んでもらうということをしています。音読は認知症対策に効果があるという研究があるので、ダメ元でやってみることにしました。

音読が終わっても、しばらくノートを自分で読んでいるので、やはり読むことが好きだという部分は残っているのでしょう。

 

義母がまだ読むことを楽しいと感じているなら、何か手立てはあるはずだと思います。私も一緒に楽しみながら、試行錯誤していこうと思っています。

 

まとめ

高齢になると、読書をするのが困難になってきます。視力が衰えたり、集中力、理解力や意欲がなくなってくるからです。

特に認知症になると、読書するという行為は難しいと思います。

しかし、高齢者がまだ読書したいと望んでいたり、読むことを楽しいと感じているなら、大きな活字の本を用意したり、絵本や短編集、新聞など、すぐに読めるものを探してみるとよいでしょう。

活字を追うことが負担になった高齢者には、写真やイラスト集、朗読されたCDなどを用意してあげたらいかがでしょうか。

楽しい時間を過ごすことができて、脳も刺激されるというメリットがあります。

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