転倒予防のシューズを家の中ではく?高齢者が安全に歩くために必要なこととは?

転倒予防のシューズって、本当に効果があるの?と思いますよね。少なくとも私の義母は、もう何年も家の中で介護用のシューズをはいています。これをはき始めてから、転ぶことが減りました。

高齢者の転倒・転落が住宅内で起こるケースは、約5割だそうです。中でも、スリッパをはいていた事例が多数あるとのこと自分で自分のスリッパを踏んで転んだり、階段の上り下りの時にスリッパが脱げて転んだりしています。

高齢者の転倒は大きな事故にもつながりやすいので、予防しなければなりませんね。

 

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転倒予防のシューズで、義母の室内での転倒が減った!

さっそくですが、義母の体験を書かせていただきます。

家の中での転倒が最初に起こったのは、7、8年前だと記憶しています。手を痛めたり、打撲であざができたり、頭にこぶができたりしました。

このままではいつか大変な怪我をするのではないかと思い、介護保険を利用して、家の中に手すりをつけました。すでに義父のためにつけた手すりもあるので、相当な数の手すりがつきました。

 

義母の転倒については、こちらに詳しく書きました。

高齢者は転ぶ?一生の怪我にならないために注意すべき点
高齢者はよく転ぶようになります。認知機能が衰えてくると、ますますその傾向があります。そして怪我や骨折をして入院したり、歩けなくなってしまう人もいます。高齢者が転ぶことによるリスクを減らすために、私たちにできることを考えてみたいと思います

 

転んだ時の状況を義母に聞くと、すべって転んだというのが多かったのです。そこで、すべり止めがついた靴下を買いました。ところが、義母には全く効果がありませんでした。やっぱりすべって転ぶのです。

 

次に購入したのは、介護用の室内ばきです。つま先のところに開きのあるタイプです。調べてみたら、まだ同じものが販売されていました。「介護シューズ あゆみ エコオープン」というものです。

軽くて、高齢者にははきやすいものでしたが、義母の転倒予防にはなりませんでした。

そのころ、すでに外ばき用に介護シューズを使用していたので、これを家の中ではいてもらうことにしました。義母は家の中で靴をはくことに最初は抵抗があったようで、すぐに靴を脱いでいましたが、転ばないためだと説明して、慣れてもらいました。

 

すると、劇的にというわけではありませんが、義母がすべって転ぶ回数が減ったのです。やっと義母に合った転倒予防対策に出会えて、ほっとしました。

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義母がはいているオススメの転倒予防シューズをご紹介!

義母が外ばき用と家の中ではいていたシューズは、「快歩主義 健康快適シューズ」というものです。外用には黒2足とワインカラーを、室内用にはベージュを使用しています。

マジックテープが付いていて、自分でも着脱が楽にできます。軽くて歩くのが楽だと、義母は言います。汚れたら洗うこともできます。

丈夫で長持ちするので、もう何年も同じものをはいています。

このシューズは色のバリエーションもたくさんあり、花模様などの柄ものもあります。色違いで買えば、違う雰囲気になります。義母はワインカラーの靴がお気に入りです。また、デイサービスでは、柄のあるシューズを上履き代わりにはいています。

なんだか宣伝のようになってしまいましたが、とにかくお勧めです。

さらに、散歩用にはさらに軽いタイプのシューズをはいています(名前を調べることができませんでした)。

 

義母の介護をするようになり、はき物の重要性を切に感じています。したがって、義母の靴にはお金を惜しみませんでした。

その時よりも現在の方が安い金額で購入できるようになっていますが、当時は介護用シューズは、1足6000円くらいしたと記憶しています。これを高いと考えるか、安いと考えるか・・・。耐久性があるので、頻繁に買い替える必要がないので、経済的だと思います。

 

初めて介護用シューズの存在を知ったのは、義母の病院の処方箋薬局です。薬剤師さんから、こんなものがありますよと勧められたのが、このシューズです。

その後、近くのイトーヨーカドーの介護用品売り場にいろんなタイプの介護用シューズがあることを知り、義母と出かけていって、何足か買いました。

 

転倒予防のシューズは、義母の外の歩行も室内の歩行も助けてくれています。

 

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家の中で介護シューズをはくことのメリットとデメリットとは?

では、転倒予防のシューズをはいていれば安心かというと、イエスとは言えません。転倒になる原因は、日常生活の中でたくさんあります。

手すりがあるのにつかまらなかったり、足元に物があるために、それにつまずいたり。安定していないものにつかまって、それと一緒に倒れたり・・・。

そもそもシューズをはき忘れたり、はくのをいやがったりすることもありますよね。

 

高齢者の転倒は、注意すれば防げるものが多いのですが、注意することを忘れてしまいがちなので、転倒は依然としてなくならないのです。

認知症の人は特に、周りの人の声かけが必要です。何度も同じことを言うことになりますが、長く記憶に残らないのですから、しかたがありません。

 

家の中で靴をはくことのメリットは、しっかり歩行ができること、転びにくくなることです。ただしこれについては個人差があります。ご本人に合った靴を、できたら試着して購入するのがよいと思います。

デメリットは、ずっとはき物をはいているので、足に負担を感じることが多いということです。また、夏場などは、靴の中が蒸れるので、うっとうしくて不快に感じることもあります。

 

靴のままトイレに入ることに抵抗がある人もいますが、トイレのスリッパにはき替えるのではなく、靴のまま入ってよいと思います。

高齢者にとって、スリッパは危険なんです。はいたり脱いだりするのが面倒ですし、脱げやすいですし。

 

室内で介護シューズをはく時は、特に衛生面に気をつけ、時々靴を洗うなどして、清潔に保つようにしたいですね。

 

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まとめ

転倒予防シューズは、外に出る時はもちろん、家の中でも有効に使うことができます。義母はこれによって、家の中で転ぶ回数が減りました。

最初は慣れないかもしれませんが、使い続けているうちに抵抗がなくなってくると思います。ジッパーがついて着脱しやすいものは、本人にも簡単に使うことができます。

介護用品のコーナーに行けば、いろんなタイプのシューズがあるので、はきやすくて楽なものを選んでみてください。

本人が店頭に行くことが難しい場合は、Amazonや楽天などの通販も、豊富な種類のシューズがそろっています。サイズを確認してから購入してください。

シューズだけで転倒予防というのは難しいかもしれませんが、高齢者の転倒が少しでも減ったらいいなと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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