ショートステイのデメリット。義母が歩けなくなってきた

ショートステイにはデメリットがあるということはある程度覚悟していました。しかし、このままいくとまずいなと思うことがあります。

 

義母に見られるはっきりした変化はいくつかありますが、もっとも大きなものは、歩けなくなってきたということです。

 

義兄の緊急入院により、義母の介護サービスの利用を増やしてもらうことに。具体的には、デイサービスとショートステイの回数を増やしてもらったのです。

ショートステイには、車椅子で行っています。トイレや入浴など、立ち上がって移動しなければいけないとき以外は、ほぼ座ったままです。

これが大きいのだろうなと思います。

 

ショートステイに行くと、ADL(日常生活動作)が低下する場合があるということは、一般に言われています。でも、それでも利用しなければならない事情が、それぞれの家庭にはあるのですよね。

 

どのように割り切ったらいいのでしょう。私の体験を書いてみます。

 

スポンサーリンク

義母はショートステイで楽しい時間を持つことができている

義母の利用しているショートステイは、特別養護老人ホームに併設されています。
ショートステイを利用することに決めた時、ケアマネジャーが一番に勧めてくれたのが、ここでした。

帰宅した時のADLの低下がほかの施設に比べて少ないというのが、一番のお勧めポイントでした。毎日、体操の時間を設けていて、その効果が大きいらしいのです。

施設によっては、帰ってきた時に、ボーッとしていたり、歩行がおぼつかなくなっていたりすることがあるそう。

 

ショートステイでは、デイサービスに比べると、職員が本人に働きかけてくれる機会が減ると認識しています。

でも、義母は、他の利用者さんとおしゃべりをしたり、フロアーで昔の映画を観たり、皆さんと一緒に体操したりと、楽しい時間を持つことができているようです。

本人の「楽しかった」という声を聞くとほっとしますが、ショートステイの回数を増やしたことに対する後ろめたい思いはあります。

 

スポンサーリンク

最近、歩行が困難になってきた

義母は家の中では手すりを使い、ゆっくり歩いています。外に出るときは、デイサービスに行く時は手引き歩行で、私と一緒に散歩する時は歩行器で歩いています。

筋力の低下と認知症の進行により、歩行するのはどんどん困難になってきており、常に見守りが必要です。散歩をするのも、10分がやっとです(5分歩いて休み、戻ります)。

 

リハビリの先生とも相談しながら、なんとか頑張って歩いてもらおうと思っていたのですが、最近になって、義母の歩行が急に危うくなってきました。

 

ショートステイは、昨年、初めて利用したその日に、歩行器で転倒してしまいました。したがって、次回から車椅子を使うことに。それでも半年間は月に一度、1泊2日の利用だったので、歩行にさほど影響はありませんでした。

 

ところが、この1か月半でショートステイの利用が増えたため、歩くことが減ってしまいました。歩行がさらにゆっくりになったり、膝折れ(膝がカクンとなること)が頻繁に起こったりして、ますます歩くのが大変になってきています。

 

散歩は1週間に一度はやろうと思っているのですが、出がけに膝がカクンとなると、痛みが出るため、その日の散歩はあきらめます。また、天気が悪い日に当たってしまうと、また外に行けなくなります。

外に行けない日は家の中を往復しますが、義母はすぐに疲れてしまい、「もうだめだ。膝が痛い」などと言いだします。

 

スポンサーリンク

ショートステイのデメリットを受け入れるしかない

義母にはいつまでも歩いてほしいと思っていましたが、もう歩き続けることは難しいのかもしれません。

 

義兄が退院してきたら、義母は施設に入所してもらう可能性が大です。もし、在宅で介護を続けられたとしても、ショートステイの利用は増えることになるでしょう。

義兄の入院については、こちらに書いています。
⇒ 介護者である義兄の入院。義母の介護をどうするか模索中!

 

ショートステイ先で義母を歩かせてもらうことは、多分、無理でしょう。そのように個別対応はしてもらえないと思います。転倒のリスクが高いので、職員さんたちの負担が大きくなります。

 

義母が最も安全に生活するためには車椅子の方がよいと、いろんな人に相談したり家族で話し合ったりして、決めたことです。

 

ショートステイを利用するデメリットは、家族が何を優先させるか、それによって何をあきらめるかということに関わっています。

 

結局、こういう結論になります。

義母は、車椅子を使用することによって、歩けなくなりつつある。

でも、家族の介護の負担を減らすためには、ショートステイに行ってもらうしかないので、それはやむをえないことである。

 

スポンサーリンク

まとめ

ショートステイ先に個別の対応をしてもらうことは難しいので、家族は割り切って考えなければなりません。

散歩したり、室内を歩行することもできないとなると、義母の足の筋力は衰え、どんどん歩けなくなっていきますが、それはしかたのないことです。

 

転ばずに生活できることが最も大事なので、ショートステイ先では車椅子で移動するしかないと思っています。

それが嫌なら、義母をずっと家に置いて、私が一緒に歩くしかありません。

それはもう無理なんです。

 

いろんなことを1つずつ手離していくというのが、今の私にとっての課題です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
私の在宅介護
明日美をフォローする
~ソワンライフ~ 在宅介護を続ける為のスキルと心をみがく
タイトルとURLをコピーしました