高齢者は薬が飲みにくい!義母に試して効果のあった方法をご紹介!

高齢者の「薬を飲みにくい」問題にはどう対処したらいいのでしょうか。

高齢になると、ほとんどの人が薬を飲んでいますが、だんだん飲み込む力が弱くなり、薬を飲むのが困難になってきます。

 

亡き義父は、薬を飲みにくい状態をそのままにしていたら、全く飲めなくなってしまいました。

義母も薬を飲むのが大変になってきましたが、最近、楽に薬を飲む方法を見つけることができ、ほっとしています。

 

このページでは、薬を飲みにくい高齢者がどうしたら薬を楽に飲めるようになるかを探っていきます。高齢者の薬の飲み方は、介護する人が配慮してあげれば、変わります。

義母が薬を飲むときの水の量は、1週間前の半分になりました。やったことは、簡単なことです。詳しくは本文で・・・。

 

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高齢者の薬を飲みやすくする方法は?服薬ゼリーがダメならとろみ剤を試してみて!

義母は薬がうまく飲めない!服薬ゼリーを使っても効果なし!

義母が薬を飲みにくくなり、多量の水を必要とするようになってきました。

こちらにくわしく書いています。

⇒ 高齢者の「むせる」問題。気をつけたいことを3つ挙げてみる

 

薬は毎日、朝晩飲んでいるので、今の状態が続くのはまずいなと思っていました。

そこで、服薬ゼリーを試してみました。

龍角散の「らくらく服薬ゼリー」というのを使いました。

このような説明があります。

「らくらく服薬ゼリー」は、薬やサプリメントをらくに服用するための服薬専用のゼリーです。のどにつまらず、むせずに胃までスムーズに届けます。もちろん薬の作用や吸収に影響を与えません。

私が食べてみると、レモン味でおいしいと感じました。これなら義母も薬を飲みやすくなるかと思いましたが・・義母にとっては飲みやすくないのです。

一度に飲めずに、何度かごっくんして、やっと薬が飲み込めます。

服薬ゼリーをスプーンで飲むから、飲みにくいのかもしれません。でも、コップに入れて飲んだら、ゼリーを大量に消費することになり、1パックは3日も持たないだろうと思われます。

 

高齢者の薬を飲みやすくする【とろみ剤】とは?

服薬ゼリーはあきらめましたが、とろみのついたもので飲む方が、水に比べると、むせずに飲むことができそうです。

そこで、市販の「とろみ剤」を使用することにしました。「トロミエール」という商品名です。

 

朝の薬は8錠、夜の薬は3錠です。朝の服薬が大変なので、とりあえず朝だけ、薬を飲むときの水にとろみをつけることにしました。

大きいスプーン1杯くらいのトロミエールをカップ1杯の水に入れ、ぐるぐるかきまぜるだけです。

義母に1錠ずつ薬を渡して、飲んでもらいました。すると、1回に1錠を飲むことができました。最後の2錠は、2回ずつごっくんしましたが、水で飲む時よりもずっと楽に飲めました。

義母に「水とどっちが飲みやすい?」と聞くと、「こっちの方が飲みやすい」と言います。

それまで1杯半から2杯弱くらいの水を必要としていたのに、1杯だけで飲めてしまうなんて!

 

いや、確かにうれしいことだけど、こんなに簡単に薬が飲めてしまっていいの?

これは何か落とし穴があるかもしれないと思い、何日か様子を見ることにしました。今まで期待して裏切られたことが何回もあるので、疑い深くなっています。

 

1週間経って、得た結論は・・・?

義母にとっては、とろみをつけた方が、明らかに薬を飲むのが楽になっています。

 

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高齢者の薬の正しい飲み方とは?専門医のすすめる錠剤の飲み方をご紹介!

小さすぎる薬は飲みにくい!舌にのせてあげるのがおすすめ!

錠剤はある程度小さいほうが飲み込みやすいのですが、小さすぎても、のどに張り付いて飲み込みにくくなるそうです。

義母もまさに小さい薬が飲みにくいのです。とろみをつけても、小さい薬2つは、一度ごっくんしただけでは飲み込めず、2度、3度ごっくんして、やっと飲み込めていました。

そこで、私が新たに調べた飲み方で、小さい薬を飲んでもらいました。

舌の中ほどに薬をのせてから、とろみをつけた水を口に含んで、舌を上あごに押しつけるようにして飲み込む」という方法です。

この飲み方で大事なのは、「舌の中ほどに薬をのせる」というところです。義母に口をあけてもらい、薬を舌の真ん中あたりにのせてあげました。

 

「はい、飲んで」と言って、とろみ水で飲んだところ、1回で飲めました。

「舌を上あごに押しつけるようにして」というのを意識しなくても上手に飲めたので、これでよしとします。

 

専門医のすすめる高齢者の錠剤の飲み方とは?

専門医は、高齢者の薬の飲み方について、どのように指導しているのでしょうか。

まず、同じような効果の薬であれば、小さい錠剤を処方してもらうようにするのがよいそうです。

医師はなかなか錠剤の大きさまで把握していないので、薬局で小さい粒の薬があるか聞いてみるとよいでしょう。必要であれば、薬局で薬を割ってもらうこともできるとのこと。

 

錠剤を割るカッターもあり、安いものは100円ショップでも販売されているそうです。ただし、錠剤によっては割ってはいけないものもあるので、薬剤師に確認する必要があります。

また、錠剤をオブラートに包んで水につけると適度なとろみが出るので、のどにくっつきにくくなって、飲み込みやすくなるそう。

錠剤をオブラートに包むとは考えたことがありませんでしたが、簡単にできる方法ですね。

 

薬を飲みにくい場合は、錠剤やカプセルを粉状の薬に変更できるか、医師や薬剤師に相談してみるとよいとのことです。

 

薬の飲み方で【上向きごっくん】をやってはいけない理由とは?

義母は、薬を飲むとき、水を口に含んでから、上を向いて、のどの方へ薬を流し込んでから、ごっくんしています。

 

でも実は、この飲み方は正しくないのだそうです。

上向きごっくんをやってはいけない理由は?

あごを上に向けると気道が開くため、薬や水があやまって気道に入ってしまう誤嚥(ごえん)が起きやすくなります。

特に、カプセル剤は水に浮くので、上を向くと、ますます飲みにくくなるんです。

 

薬は正面を向いて飲むか、あるいはあごを少し引いた状態で飲み込むのがよいとされています。

 

義母には、上を向かないように声をかけています。また、ごっくんするときは、頭の後ろに軽く手を添えて、「下を向いてね」と言って、頭を軽く押してあげます。

 

少し下を向いて飲み込むと、飲みやすいんです。本当かな、と思うでしょ? やってみてください。

義母が一人でこれをやることはできないので、毎回、補助する必要があります。

 

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【薬が飲みにくい】を放置しているとどうなる?義父は薬が飲めなくなった

今は亡き義父は、薬を飲むことができず、医師に見放されそうになりました。

その時のことは、こちらに書いています。
⇒ 高齢者が飲み込みにくいとは?義父の誤嚥性肺炎からの教訓

 

結局、薬を飲みやすくするために、薬剤師さんが義父の薬を細かくくだいて、飲みやすくしてくれました。大変手間のかかる作業だったと思います。あの時の薬剤師さんたちには心から感謝しています。

義父の薬が出来上がるのにあまりに時間がかかったので、一度家に帰って、あらためて病院に薬を取りに行ったことを思い出します。

 

もう15年近く前のことです。あのころは、まだ「誤嚥(ごえん)」や「嚥下(えんげ)」などという言葉が一般的ではなかったと思います。

 

あの時義父に厳しいことを言った医師に、今なら抗議したいです。なぜ「薬が飲みにくいのですね」と声をかけてくれなかったのか、薬が飲めるようにするにはどうしたらいいのか、なぜ一緒に考えてくれなかったのかと。

でも、義父の「飲み込む力」が落ちていたのに家族が気づかず、対策を講じることをしなかったのが、いちばんの問題だったと思います。

 

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まとめ

高齢者は薬が飲みにくくなってきます。

飲み込みにくい時は、服薬ゼリーで飲んだり、とろみをつけた水で飲むとよいでしょう。

 

義母は少し前から、水にとろみ剤を入れたもので、薬を飲んでいます。これによって、薬を飲むのがだいぶ楽になっています。

あごを上に向けて飲むと、薬や水があやまって気道に入ってしまうので、よい方法ではありません。薬を飲むときは、正面か、やや下を向くというのが正しい飲み方です。

 

錠剤は基本的に小さい方が飲みやすいとされています。大きすぎたら、自分でカッターで切ることもできますが、薬剤師に相談してからにしてください。

一方、薬が小さすぎて飲みにくいということも。義母は、舌の真ん中あたりに薬を置いてあげることで、小さい薬もなんとか飲めています。

錠剤をオブラートに包んで水につけてから飲むというのも、試してみるといいかもしれません。

もし、今まで飲めていた薬が飲みにくくなったと感じたら、まず医師に相談してみることをおすすめします。飲みやすい薬に替えてもらったり、小さい薬にしてもらったりすることが可能だと思います。

 

参考図書:自力で防ぐ誤嚥性肺炎(稲本陽子 日本文芸社)
健康長寿は「飲み込み力」で決まる!(浦長瀬昌宏 メイツ出版)

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