デイサービスに着ていく服をどうする?介護する家族の洋服の選び方とは?

デイサービスに着ていく服を選ぶのって、大変ですよね?

義母のデイサービスの服はいつも私が決めています(私は近居介護をしています)。同居している義兄がやってくれればいいのですが、「何を選んだらいいか、わからない」と言います。

 

夫が妻を介護している場合、息子が母親を介護している場合などには、こういう悩みはつきものですよね。デイサービスどころか、普段の洋服を選ぶのも難しいといいます。

でも、介護だけでも大変なのです。あまり悩まず、ワンパターンの洋服しか選べなくても、また、おしゃれな洋服を着せてあげられなくてもいいではないですか。

最低限のことができていれば、よしとしませんか?

 

ここでは、私の介護の体験をもとに、高齢者がデイサービスに着ていく服をどのように選んだらいいかをまとめています。

 

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デイサービスに着ていく服を選ぶのは難しい!

[洋服選びが楽しい人のほうが少ない]

義母は週3回、デイサービスに行っています。

洋服はすべて私が選んでいます。といっても、一時期に比べたら、洋服の数がかなり減ったので、探すのに迷うことはほとんどありません。

一時期というのは、義父が12年前に亡くなってからしばらくの間です。義母をねぎらう気持ちもあって、一緒に買い物に出かけ、義母の洋服を買いまくった時期がありました(義母のお金で)。

その時に買った洋服は、今もまだ着られるものがけっこうあります。

でも、私のように、要介護者の洋服選びを楽しめる人の方が少ないと思います。

 

[ご主人と息子さんにとっての洋服選びの苦労]

私が義母のデイサービスの洋服を選ぶのは簡単なのですが、義兄に任せるとなると、大きな負担になるようです。

ご主人が奥さんの介護をしていたり、息子さんがお母さんの介護をしていたりすると、洋服選びの苦労は相当なものです。

私が以前デイサービスに勤めていたとき、よくそういう声を聞きました。

どんなものを着せたらいいかわからない。本人に選ばせると同じものばかり着てしまうし、暑い日なのに、冬のようなかっこうをするし。

いっそ、制服でもあったなら・・・。

こんな風に思うのも、無理はないのです。

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 デイサービスの洋服選びのポイントとは?

[毎回同じものを着ていたら気の毒?]

やはり私がデイサービスに勤めていたころのことです。

いつも同じ服装をしてくる女性がいました。脳梗塞の後遺症で車椅子を使用しており、認知症も患っていました。介護しているのはご主人と、近くに住む娘さんです。

娘さんが言うには、いつも同じものを着せていると、お母さんが落ち着くとのこと。いつもの洋服に着替えるとき、これからデイサービスに行くということがわかるのだそうです。

それまでは、毎回同じ洋服で通ってくる利用さんに対して、気の毒だという気持ちがありましたが、それ以降、見方が変わりました。

もし、あなたが要介護者の洋服選びに負担を感じているなら、デイサービス用の服を一式そろえたら、毎回それを着て行ってもらうというのはどうでしょうか。

「いっそ、制服でもあったなら・・・」と先ほど書きましたが、「制服」を決めてしまってもよいのかもしれません。

ただし、季節ごとに制服を変える必要があります。最低限、「冬用」と「夏用」の洋服をを用意するといいでしょう。

なるべく洗濯をして、清潔な状態で着られるようにしてほしいと思います。

 

[他人に頼って洋服選びを]

一緒に買い物に行けるのであれば、本人の好きなものを買うことができますが、そうでない場合は、介護する人が、本人のサイズに合ったものを選ぶことになりますよね。

本人の好みがわかっていればよいのですが、そうでない場合は、店員さんに相談して、選んでもらうというのはどうでしょうか。

上にこれを着たら、下には何を組み合わせたらいいのか、そんなことも悩みます。

いちばんよいのは、上下を一緒にそろえてしまうことですが、そうすると、いつも同じ組み合わせばかりになってしまいますよね。

私は、義母のズボンの色を、ベージュや黒、グレーなどにして、どんな色にも合わせやすいようにしています。

上に着るものには、時にはピンクやグリーンなど、明るい色も選ぶようにしています。高齢者だからといって、地味な色ばかりを選ぶ必要はありません。

ケアマネジャーや介護ヘルパー、デイサービスの職員など、話す機会がある人に、「どんな洋服を買ったらいいか、アドバイスをお願いできませんか?」と言ってみてはいかがでしょうか。

おすすめのお店なども教えてもらえたらいいですね。

 

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デイサービスに着ていく服を選ぶポイントとは?

デイサービス用に限るわけではありませんが、洋服を選ぶときのポイントを3つ、まとめてみます。

① 季節に合ったものを選ぶ(素材、厚さなど)

難しく考えることはありません。冬は暖かいものを、夏は涼しく着られるものを、という程度でよいと思います。下着も季節によって、長そでと半そでを区別するなどしてください。

勤務していたデイサービスに、真夏だというのにズボン下をはいていて、汗びっしょりになっていた利用者さんがいました。

② 脱ぎ着しやすいものを選ぶ

デイサービスで入浴するとき、着替えがしにくい洋服だと、本人も職員も大変です。たとえば何枚も重ね着をしていたり、リボンを結ばなければいけなかったりする洋服は、できるだけ避けたいものです。

③ 着ていて楽なものを選ぶ

デイサービスでは、皆で一緒にレクレーションをしたり体操をしたりします。体にぴったりしすぎる洋服では、腕を回したり体をひねったりするのが難しいのです。

デザインの好みはあると思いますが、できたらゆったりしたものを着てほしいと思います。

 

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まとめ

高齢者がデイサービスに着ていく服を本人が選べない場合、介護する家族が選んであげることになります。

その際は、あまり負担がかかることはせず、毎回同じパターンの洋服になったとしても、それでいいことにしましょう。学生の制服のように、「冬用」と「夏用」として区別してもいいですね。

もし、あなたが本人の洋服選びを楽しめるのであれば、おしゃれな洋服を選んであげられると思います。

デイサービスの洋服を選ぶポイントは、季節に合った洋服を選ぶこと、脱ぎ着しやすいものを選ぶこと、着ていて楽なものを選ぶことです。

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