介護用おむつの尿とりパッドの選び方は?要介護2の義母の例を元に解説してみた!

介護用おむつのパッドは何を選べばいいか、迷いますよね。いろいろ考えて選んでも、尿が漏れてしまうことも多いのが悩みです。

私も、義母のパッドについては、試行錯誤の日々です。

ここでは、おむつの内側につけるパッドについて、考えてみたいと思います。

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パッドとは何?どのように選べばいいの?

少しだけ、パッドの説明をしますね。説明されなくてもわかってる、という人は読み飛ばしてください。

「パッド」というのは、「尿とりパッド」を略した名称です。

おむつには、パンツタイプの紙おむつ(紙パンツ)とテープ止めタイプの紙おむつがあります。歩ける人や立てる人はパンツタイプ、寝て過ごすことが多い人はテープ止めタイプを使用します。これらは「外側のおむつ」です。

その内側につけるものが「尿とりパッド」です。パンツタイプとテープ止めタイプでは、尿とりパッドの種類も異なります。

紙パンツには、SからLLまでのサイズがありますが、尿とりパッドにはサイズがありません。吸収できる尿の量によって、いくつかの種類に分かれています。

たとえば、ユニ・チャームのパッドをご紹介します(義母の使っているものです)。

パンツ専用尿とりパッド(トイレを利用できる人用)

ライフリー ずれずに安心 紙パンツ用尿とりパッド

昼用 2回吸収 36枚

長時間用 3回吸収

夜用 4回分

夜用スーパー 5回分

尿とりパッドが使用できない人、パンツだけで過ごしたい人には、7回分吸収の紙パンツがあります。

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尿とりパッドは何種類か用意しておこう

その人の体の状態によって、使用するパッドが変わってきます。

たとえば、一人で自由にトイレに行くことができていた時は2回分吸収のパッドを使っていたけれど、歩くのが困難になり、その都度介助が必要になったら、吸収量の多いパッドに変えることになるでしょう。

また、認知症の症状が現れたり、その症状が進んだりすることによっても、必要なパッドは異なります。

今度はこれにしてみよう、それが合わなかったら次はこれ、というように、いくつか試してみると、その人に合ったパッドが見つかります。

パッドは1種類だけでなく、2、3種類そろえておくと、いろんな場面に対応できて、便利です。

昼は2回分吸収してくれるパッドを使い、夜は3回~5回分吸収してくれるものを使うなど、昼と夜を分けるのがおすすめです。

1回に出る尿の量が多い人もいれば、1回に出る尿の量は少なく、回数が多い人もいます。また、夜間の尿の量が昼間のそれよりも多い人もいます。

夜は寝返りを打つことによってパッドがずれることもあるので、吸収量が多いパッドを選ぶとよいでしょう。

 

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尿とりパッドについて、介護の専門家に相談してみよう

いろんなメーカーの、いろんな種類のパッドがあるので、介護する家族は、逆に何を選んだらよいか迷ってしまいますね。

こんな時は、ケアマネジャー、デイサービスの職員、介護ヘルパー、リハビリの先生など、介護に関わってくれている人たちに知恵を借りるのがよいと思います。

デイサービスの職員や介護ヘルパーは、毎日いろんな人の排泄に関わっているので、このタイプの人にはこのパッドが適しているという情報に詳しいはずです。また、おむつの使い方についても適切なアドバイスをもらえるのではないでしょうか。

私は、ケアマネジャーと介護ヘルパーにおむつのことを相談することが多いです。義母のケアマネジャーはかつてデイサービスに勤務していたそうですし、また介護ヘルパーは福祉用品のお店で販売員をしていたということで、おむつに関して相談しやすいんです。

 

 

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義母は3種類のパッドを使用している

要介護2で認知症の義母は、かろうじて自分で排泄ができています。ポータブルトイレを使い始めてまだ3週間くらいですが、なかなか慣れないようで、夜中の失敗が多いのです。

義母はもう何年も、紙パンツとパッドの組み合わせて使用しています。半年くらい前までは、失敗しながらも、自力でトイレに行き、排せつしていました。

汚れたパッドや紙パンツを新聞紙にくるんで、蓋付きの容器のコンビニ袋に入れるということもできていました。

だんだん一人でやるのが少しずつ難しくなって、夜中にはトイレに行かずにベッドに座って眠っていることが多くなったので、ポータブルトイレを使うことにしました。

義母は、昼間は2回分吸収のパッドを使います。トイレに行っていた時よりも日中のトイレの回数が減り、夜寝るまでに、だいたい4回くらい、ポータブルトイレに座ります。

夜用のパッドは、4回分あるいは5回分吸収のものを使っています。

夜は眠くて、7時ごろにはもう寝てしまいます。寝る前にポータブルトイレに座り、12時までの間に1~2回起きて排尿します。

近くに住む私は、11時ごろ、義母の様子を見に行きます。寝ている時は、トントンと起こして、ポータブルトイレに座ってもらいます。たいていの場合、たっぷり出ます。

尿意を感じて起きるけれど、ポータブルトイレに座るのがおっくうで、ベッドに座ったまま寝てしまうこともしばしばです。目を覚ましていることも。そういう場合は、パッドにたくさん尿が出ています。

義母の尿の量は、夜12時から明け方にかけて、多くなるようです。

困ったことに、私は朝まで義母の排泄の手伝いができないので、失敗も多くなります。

最近は、夜は4回分、あるいは5回分吸収のパッドを使うようにしているんです。それでもパジャマのズボンを濡らすことが多いのは、ポータブルトイレの前でズボンを下ろそうとした時に尿が出てしまうためだと思われます。

まだまだ試行錯誤の毎日です。

 

パッドを2枚重ねるのには効果があるのか

パッド1枚では心配なので、2枚重ねてみたらどうかと思い、やってみたことがありますが、結果はNGでした。下に置いたパッドの端の方が濡れるだけで、上のパッドで吸収できない分は、結局紙パンツの方に漏れてしまいます。

以前、介護ヘルパーから、上のパッドの裏にハサミを入れるといいですよと教えてもらい、やってみたら、確かに下のパッドに吸収されていきました。

ただ、パッドを2枚重ねると、本人が歩きにくくなるので、今はその方法は取っていません。

ただ、義母がうっかりして、あるいは漏れるのが心配で2枚重ねていることがあります。下のパッドはいつもきれいなままなので、次の時に使うことができます。

 

まとめ

パンツ式のタイプのおむつ(紙パンツ)の内側につけるパッドには、吸収量によっていろんな種類のものがあります。

要介護者の生活様式や睡眠のリズム、また尿の量や回数などにより、必要なパッドも違ってきます。

どのパッドを選んだらよいか迷う場合には、ケアマネジャーその他、介護に関わってくれている人たちに相談してみるのがよいと思います。

その人に合うパッドは、何回か使用してみないとわかりません。

本人自身がパッドを交換するのか、介助する人が交換するのかによっても違いますし、介助できる回数や時間帯も関わってきます。

高齢者は、昼と夜とで尿の量や回数が違うことが多いので、パッドもそれに合わせて替えていくのがいいと思います。

尿の吸収量が2回分~6回分くらいのものまであるので、どれが使いやすいか、いろいろ試してみてください。

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