ヤングケアラーについて、NHKの「おはよう日本」で取り上げられていました。
ヤングケアラーという言葉を少し前に知りましたが、はっきりした定義を理解していませんでした。
ここでは、ヤングケアラーの実態についてチェックしてみようと思います。世間の声も調査してみました。
ヤングケアラーとは何?どんな人が呼ばれるか?など定義をチェック!
ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族の面倒を見る子どものことをいいます。
『ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実 』(中公新書)の著者である澁谷智子さんによる「ヤングケアラー」の定義は、以下のようになります。
ぜひ彼らの過酷な現実を知ってください。
ヤングケアラーは、
- 高齢者の介護
- 病気や障害のある家族の介助
- 精神的な問題を抱えた家族の世話
- 日本語が第一言語ではない親の通訳
などです。
10代の若者が、学校に通いながら在宅介護を行うんです。それは過酷な状況ですよね。
実は「ヤングケアラー」という言葉は日本で生まれた言葉ではなく、イギリスから輸入された言葉なんだそうです。「高齢化社会」についてはイギリスをはじめ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどで問題になっています。
日本では、2015年以降、いくつかの市区町村で小中学校や特別支援学校の教職員にアンケート調査を行い、ヤングケアラーの存在が確認されるようになりました。
長い間、存在は知られていても、分析が進んでいなかったヤングケアラーについての問題は、最近になってやっと、その人数や実態が明らかになってきました。
ヤングケアラーの人数(割合)は全国でどのくらいなのかを調査!
わたしはヤングケアラーでした。
5歳くらいの頃から、母が亡くなる19歳まで。
もっと助けてくれる大人がいてもよかったのにと思う。毎日毎日、昼も夜中もトイレ介助、家事は多いし、部活もまともにできなかった。いっぱいやりたいこと諦めた。でも義務だと思ってたから、おかしいとか言えなかったよ。— そにっくなーす♣︎🌈9/18虹無銭渋谷malcolm (@sweetsonicNs) September 16, 2020
ヤングケアラーは、自分だけで悩みを抱えてしまい、誰にも相談せず、友人に打ち明けることもなく、一人で苦しんでいるケースが多いようです。
学校に行けば、友人たちは勉強や部活、楽しいことを話題にしています。自分の生活とあまりに違うため、当然、自分の介護の話などできません。
友人関係が希薄になり、どんどん居場所を失っていく。家に帰れば、介護という厳しい現実が・・・。
NHK「おはよう日本」では、脳性麻痺の母親の介護をする15歳の高校生の取材をしていました。学校以外の全ての時間は介護と家事に費やされ、自分の食事は午後10時、寝るのは0時。
介護保険を使い、生活保護を受けているそうですが・・。
ヤングケアラーに対する早急な支援が望まれます。
現在、ヤングケアラーは全国にどのくらいいるのでしょうか。
新聞社の分析によれば、家族などの介護をしている15~19歳の若者は推定37,000人だそうです(2017年現在)。そのうち約8割が、通学しながら週4日以上、勉強と介護を両立させていたそうです。
実際は、両立できていないケースも多いと思います。介護と家事による睡眠不足のため、学校に行くことができなかったり、介護する家族から目が離せなくて、学校を休むケースも。
わたしはヤングケアラーでした。
5歳くらいの頃から、母が亡くなる19歳まで。
もっと助けてくれる大人がいてもよかったのにと思う。毎日毎日、昼も夜中もトイレ介助、家事は多いし、部活もまともにできなかった。いっぱいやりたいこと諦めた。でも義務だと思ってたから、おかしいとか言えなかったよ。— そにっくなーす♣︎🌈9/18虹無銭渋谷malcolm (@sweetsonicNs) September 16, 2020
ヤングケアラーについて世間の人の声はどう?今後の問題はどうなるかなどチェック!
ヤングケアラーについての世間の人の声をまとめてみました。
この問題はマジでなんとかしないとやばいよ
私の親も脳腫瘍からの麻痺からの思考力低下だったけど高3〜大1までどうやって生きてたか思い出せないよ— やぞ (@P_18CoCu) September 17, 2020
ヤングケアラーやダブルケアの話は、ぜひ行政のお仕事としてテコ入れしてもらいたい。
その次でいいから、発達障害児を主にケアする養育者にもどうぞ支援を!— てる&あー@すね毛天使 (@TERUandAaaa) September 15, 2020
行政で、ヤングケアラーの支援を考えていただきたいと思います。
本日は一般質問3日目。
他の議員のヤングケアラーについての一般質問は今の法律で救えない方の現状を生々しく取上げ政治の力で強く推進すべき課題だと感じました。
私も調査し、力を入れていきたいと思います。#ヤングケアラー #ケアラー— 金子ゆう太(鴻巣市議会議員) (@Yuta_Kaneko01) September 17, 2020
最近、こんな取り組みがあるので、注目したいと思います。
KAIGO LEADERSオンラインコミュニティのメンバーの宮崎成悟さんが #アベプラ 出演中!宮崎さんは #ヤングケアラー 当事者であり、ヤングケアラーが活躍できる環境づくりに挑まれています。https://t.co/qTRgdgffnR pic.twitter.com/jfiRMTp8MC
— KAIGO LEADERS (@KAIGOLEADERS) July 16, 2020
宮崎成悟さんは、16歳からお母さんの介護をして、ヤングケアラーを支える就職・転職支援サービス「Yancle」(ヤンクル)を立ち上げました。家族の介護をする若者たちの就職転職の支援やオンライン上のコミュニティを運営しています。
宮崎成悟さんは、16歳のころから難病のお母さんの介護をされてきて、31歳の現在も、寝たきりのお母さんの介護をしています。
16歳から15年間も介護を続けてきたとは!
介護の悩みを相談できたり、同じ体験をする仲間と出会ったり、受けられる支援について教えてもらったり、コミュニティを上手に利用して、つらい状況から脱することができたらいいですね。
あわせて読んで欲しい!在宅介護の記事も少し紹介!
ここまで読んでくれた方に感謝です!
ありがとうございましたm(__)m